日本語入力ソフト、バイドゥ(百度)IMEを使う端末からIDやパスワード、メールが流出する恐れがある、というニュースがあった。中国製のソフトで使いやすく、私も使っていた。この記事を読んで、すぐ使うのを止めた。
もともとマイクロソフトのIMEを使っていたが、日本語処理への理解が足りない部分があり、不満だった。そこに出てきたのが百度だった。便利で使いやすく、もう3,4年使っている。検索ソフトの百度がグーグル対抗で出てきた時も使ってみた。画像検索が早く、面白いソフトだと思っていた。しかしグーグルが中国で検索規制を受け、撤退した時、私も検索ソフト百度の利用を止めた。
端末から情報を収集するソフトは他にもあるが、承認するか拒否するか聞いてくるので、そのたびに拒否している。だが、百度には承認、拒否のリクエストがなかった。記事によると、IDやパスワード、メールまで収集しているのだそうだ。それで直ちに利用を止めた。
中国に情報が流れたらどう利用されるか分からない。中国に限らず、米国も世界中のメールや電話の盗聴をしているから、マイクロソフトも百度も危険度は同じなのだが、米国なら言論の自由、報道の自由があるからある程度の歯止めがある。中国にはそれがない。だから止めた。
日本政府も使用中止にしたらしいが、国民への通知はまだないみたいだ。私は特定秘密保護法には反対だったが、秘密保護法はこの手の情報流出を止めたり、取り締まることができないのだろうか。
政府の秘密ばかりが秘密ではない。
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