聞きなれないけたたましい音が聞えてきた。最初はだれかが車のクラクションを断続的に鳴らしているのかと思った。きわめて正確な間隔で鳴らしている。人がこんな正確な断続音を鳴らせるか疑問に思った。いつまでたっても鳴り止まない。これは何かの緊急警報ではないか、と疑った。隣は東大の医科研。危険な薬剤か放射性物質でも漏れたのか。すぐに電話をしてみた。
お宅の方からヘンな警報音が聞えるが、何かあったのか。
いえ、聞えません。港区の方へ聞いてください。
港区に電話した。
その電話の最中にも鳴ったから、港区の人も不思議に感じて、調べてくれることになった。
1時間ほどして返事があった。
確定的ではありませんが、児童公園のトイレに設置されている警報音ではないでしょうか。
トイレ内で異常事態が起きた時、警報を鳴らすと外からトイレのカギが外れて、救出できる仕組みだそうだ。その警報音に似ているらしい。
役所にしては珍しく素早い反応だった。
あとでその児童公園に行ってみた。確かに警報音が鳴ると書いてある。
聞いたことがない警報音が鳴るとびっくりする。3.11以降警報にはみな敏感になっている。事前の説明、広報が必要なのではないか。
帰宅途中今度はヘリの轟音。あっという間に飛んでいったが、1ヶ月ほど前、夜間飛行中のヘリに向かってレーザー光を照射した男が逮捕された。わが家上空も時にヘリが飛んでくる。うるさくて耳をふさぎたくなる。銃でもあったら、撃ち落してやりたくなる。レーザー光を照射した男の気持ち、分からないでもない。
近所の番犬。いつまでたっても近所の住民を識別してくれない。オレだ、うるさいぞ、といっても聞き入れてくれるはずもない。
防災行政放送が毎日午後5時にオルゴール音のカラスが鳴くから帰ろ、を流す。この放送、自宅にいると、オルゴール音は聞えるが、人の声は聞き取れない。時報代わりにしかならない。
普段は閑静な住宅街だが、余計な音が多い。
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