いまはやりのソーシャルネットワーキングのひとつgreeに誘われ、入ってみた。数週間がたつ。友達の友達は友達、という考え方で、友人を紹介しあうシステムのようで、集まった友達同士のクローズドな社会を形成している。基本的に紹介がない人は参加できないから、ネット上のパーティーのようなものである。
自分のプロフィルにblogへのリンクがあるのはうれしい。Webメール機能もある。掲示板もある。
知り合い同士しか参加していないから、spamメールなんかは来ない。出先のPCでWebメールが読めるのも便利だ。spamにうんざりしている人には、spam対策としても有効かもしれない。
友達が友達を紹介するから参加者はねずみ算式に増える。2月末の公開以後3カ月足らずでgreeの会員は3万人を突破した。紹介した人、された人がそれぞれ紹介文を書くが、他人が自分をどう見ているのかが分かって、これがまたおもしろい。
私の見たところ人気の秘密はこういうことだが、まだほかに秘密があるかもしれない。それにしてもgreeのメンテナンスは個人のボランティアだというから驚いた。サーバーも個人が提供している。
ソーシャルネットワーキングはこのほかにもいくつもある。どれも紹介しあうシステムで、ネット上で人材を集めたり、プロジェクト参加者を募ったり、いろんな利用方法があるようだが、どう使うのが有効かまだよく分からない。
インターネットが世界的に普及した段階で、こういうクローズドなネットが生まれたことは皮肉といえば皮肉である。オープンな世界には必ずマイナス面が伴う。そのマイナスをできるだけ最小化し、かつオープンな面の良さを利用しようとすると、こういう形にならざるを得ないのかもしれない。
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