NTT東がBフレッツニューファミリータイプと同ハイパータイプの料金値下げを発表した。いずれも月額4500円から4100円になる。ニューファミリーからハイパーに移行する人には、工事費相当額の月額利用料が1ヶ月無料になる移行措置も導入され、追加負担なしで、より高速の光サービスに移れることになった。
ニューファミリーからハイパーへ移行するには、いったんニューファミリーを解約してハイパーに新規契約したら、実質的に移行コストがゼロになる、という記事を、昨年12月2日付けのBLOGで書いたが、そういう姑息な手段をとらなくても、移行できるようになった。新規加入者ばかり優遇し、古い顧客はほったらかしの営業姿勢はおかしい、という消費者の声がNTT届いたのかもしれない。
これまでは移行のための宅内工事費が約12000円だったが、工事費を半額以下に値下げし、一カ月間利用料無料のキャンペーンを適用すると、追加負担なしで移行できるようになった。だが、たった1ヶ月やそこらで工事費が半額になるわけがない。何らかの経営判断が働いたと見るしかない。いまになって決断するくらいなら、はじめから移行措置を含めたサービス料金を発表しておけばよかった。このへんにまだ独占時代の変な原価意識がNTTに残っているのかもしれない。そもそもアクセス速度の違う、つまり品質の違う商品を同一価格で提供する最初の経営判断が間違っていたというしかない。
私も姑息な手段を使ってでも、ハイパーに移行するかどうか、ずっと迷っていた。結局、そこまですることもないと移行をあきらめたのだが、これですっきり移行できる。移行キャンペーンは2月1日からだ。
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