これでも民営化?に投稿された佃均さんからのコメントを本人の了解を得て、本欄に投稿します。
今年5月、夫婦そろってパスポートを作り替えました。これって更新じゃなく、新規作成なんですね。
1週間ほどして「できたから受け取りに来てください」という知らせの葉書が届いた。五月晴れの土曜日、久しぶりの横浜の街を散策しながら受け取りに行った。
受付を済ませて待つこと30分。あとから来た人がドンドン受け取っているのに、私たちの名前が呼ばれない。イライラし始めたとき、係員がやってきて、「説明したいことがあります」。それから待つこと20分。
結局のところ、パスポートに印刷した写真にゴミがついていて、どうやら作成時にスキャナーが拾ってしまったものらしい。
「もう一度、取りに来てください」
「バカを言うな。受け取りに来いといったのはソチラでしょ?」
「決まりですから」
「点検もしないで通知するの?」
「職員のミスでした」
「責任者、呼んで」
「本日は土曜日なので責任者はおりません」
「じゃ、いまいる人の中で責任をもって話せる人」
脇でカミさんがハラハラしてやり取りを聞いている。
女性の課長が出てきて、平謝りするんだけれど、待たせたあげくもう一度来い、とは何ごとか。作成時のミス率は把握しているのか。パスポート発行の品質管理はどうなっているのか。1件のミスが発生すると、税金はいくら無駄になるのか……等々、質問したけれど回答はゼロ。
後日、責任者から回答させます、ということで引きあげた。
でもナシのつぶて。
よっぽど法務省に怒鳴り込んでやろうと思ったけれど、こういうのは国の行政を県に、県の行政を市町村に、委託の名で丸投げしている仕組みに原因があるんだと気が付きました。日本の行政は三重構造になっていて、相互共同無責任体制ができている。
こういうところから直していかないと、行政改革なんてできないと思っています。つまり政府の言う行財政改革は、机上の空論。
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