SMAPのクサナギ君が深夜の公園で裸になり、公然ワイセツ容疑で逮捕された。ニュースによると、逮捕された時、裸になって何が悪いと叫んだそうだ。
深夜の公園。裸になってもだれに見つかるわけでもなかろう。だからクサナギ君が裸になって何が悪いといいたくなるのも分からないではない。檜町公園が深夜でも明るいのなら、そして多くの人々がいたのなら、公然ワイセツになるかもしれない。暗くてだれもいなかったとしたら、警察はなぜ逮捕までしたのだろうか。酒に酔って騒いでいたという証言があったが、その証人は裸を現認していない。
暗くてだれもいない公共施設で裸になったら逮捕されるなんて、ちょっと行きすぎではないのか。真昼間、人ごみの中を裸で走りぬける行為がはやった時期があった。こうした人騒がせな行為に比べ、クサナギ君の行為はまだ幼いというか、はた迷惑とはいいにくい。
それでも逮捕とは。彼の出演していたコマーシャルは相次いで放送中止になるらしい。裸になった本人の損害は計り知れない。馬鹿なことをしたと反省しても後の祭りである。
昨夜は服を脱ぎたくなるほど暑かったわけではない。なぜ裸になったのか。周りの人々が彼の裸を見てどれほど眉をしかめたのか。ニュースは詳しいことを報じてくれない。ワイセツ関連事件で詳しいことを報道するとその報道自体がワイセツになることがある。強姦を婦女暴行と言い換えて被害者の人権に配慮するのはその一例である。クサナギ君の場合はそれに相当するようなきわどい事件性があったのだろうか。
清潔感のあるタレントのクサナギ君のイメージと今回の事件の間の落差があまりにも大きい。つい検挙する側、報道する側の裏を勘ぐりたくなるのは私だけだろうか。
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