数年ぶりにgoogleのGmailを開いた。いつも使ってるメールが変調をきたしたからである。容量がいっぱいで受け付けてくれない、と知人からいわれた。そうした事態は過去にもあったから、メールボックスにたまっているメール保留期間を短くしようとした。設定画面のどこを探しても保留期間短縮の設定項目はなかった。
仕方なく再びGmailを使うことにした。過去のGmailを見ると変なメールがきていた。
グーグルのサービスの一つにadsenseというのがある。これはグーグルの広告を自分のサイトに掲載するもので、その広告がクリックされた回数に応じて料金が支払われる。過去に1万円ほどの収入があったが、今はそれもない。アドセンスのメールは、お前のサイトはグーグルの広告基準を満たしていないからその記事を削除せよという内容だった。
その例としてグーグルが指摘してきたのは昨年8月11日にわがブログに掲載した「クンニに和訳はないのか」という記事だ。グーグルのプログラムポリシーには広告を掲載することが許可されない例として、次のようなものをあげていた。
ポルノ画像、動画、ゲーム、性的欲求を刺激するテキスト、画像、音声、動画とある。
記事を読んでいただけば分かるはずだが、記事は老人の性と日本語の和訳文化についての文章である。性的画像も動画もない。どこに性的刺激があるというのだ。日本の春画は正々堂々展示会も開かれている。
確かに新聞にも広告掲載基準はある。だが、グーグルのいっていることは、この記事が新聞に掲載されたら、基準に従って広告を差し止めるといっているのと同じである。
最近、自民党の議員が気に入らない記事を流すメディアには広告を止めるのがいい、と発言して顰蹙をかったが、あの議員と同様、言論、表現の自由について理解していない。
先日もアマゾンが私の買った商品についての評価を聞いてきたが、掲載基準に適合しないと断ってきた。トランプ米大統領のメディア攻撃も破廉恥だが、グーグル、アマゾンという米国巨大企業も破廉恥である。言論、表現の自由の地、米国も地に落ちた。
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